こんにちわ、営業の平井です。
6月のある晴れた週末、実家の「田植え」を初めて手伝いに行きました。
田植え2日目...
前日はかなり疲れて泥のように眠ったその翌朝の5時半、
朝日が上るとともに親父の元気な声で起こされました。
「はよ朝飯食べ!次の田んぼ行くぞー」
次の田んぼは、昨日とは違い、トラクターで地面を耕すところから始めました。
しかし、田んぼの土はぬかるんだ泥土ですから、普通の車を運転するのとわけが
違いました。
全体に耕し、田植え機で稲を植え終えると、もう正午になろうとしていました。
昼ごはんをいただいた後、早めに帰路につきました。
こうして人生初の田植えは無事終わりました。
この後は太陽の光と水ですくすく成長し秋には美味しいお米が食べられます。
...なんて思ったら大間違いで、
蛙が卵を産みオタマジャクシが成長する頃には、草をとります。
イノシシが入って倒した稲を、直します。
これから夏いっぱい手間暇かけて、愛情いっぱいかけて育てて、
秋になったらようやく稲を刈りとることができます。
そして、そのあと脱穀して、精米します。
米や野菜も、作物は自然にはできてきません。
必ず人間が作っているのです。
機械を使ったとしても、最終的には、人間の力と愛情で成り立っているのです。
うちの場合は、親父が今までそれをやってくれていました。
だから平井家には「食」に対するポリシー が5つあります。
一、きちんと茶碗をもって真剣に食べること
一、くちゃくちゃ音をたてて食べないこと
一、箸を置くときは揃えて置き、箸先を人に向けないこと
一、お茶碗にご飯粒を残さないこと
一、「いただきます」「ごちそうさま」という感謝の気持ちで食べること
最近では小学校父兄によるクレームで、
「給食のときに"いただきます"や"ごちそうさま"ということを
うちの子供に強制するな 」などという人がいるそうです。
食べ物は生きていて、その生き物の命を「いただく」から
私たちは生き続けていけるということ、
人生の貴重な時間を、よその人が食べる物を作ることに費やしている
人がいること、
親が教えなくて誰が子供たちに教えてあげられるんでしょうか?
田植えをしながら、こんな記憶が頭をよぎりました。
...とある会社の社員旅行で、兵衛向陽閣をご利用いただいたとき、社長さんが
宴会の初めに、社員の皆さんに対してこうおっしゃいました。
「この地球には、飢えや病気で死んでいく子供達がいます。
みんなは料理を残さずに食べましょう」
私はこの会社の気質をそこに見たような気がしました。
兵衛向陽閣の調理場では、大勢のスタッフがまだ夜が明ける前から、
お客様が寝静まった夜中まで働いています。
そして、できることは自分たちで、可能な限り手作りのお料理を目指しています。
お客様に残さず食べていただけること、また
「美味しかった」という言葉をいただけることが、
調理場や接客スタッフたちの喜びとなり、仕事の励みになっていきます。
もうすぐ父の日、田植えから戻り、ユンケルを1箱、
「お疲れ様」の気持ちと「ありがとう」の気持ちを込めて親父に送りました。
初めて私が植えた稲が、秋にどんなお米を実らせてくれるのか、
うちの子供は「美味しい」って言ってくれるかな...
今からとても楽しみにしています。
営業企画課 平井
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
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6月のある晴れた週末、実家の「田植え」を初めて手伝いに行きました。
田植え2日目...
前日はかなり疲れて泥のように眠ったその翌朝の5時半、
朝日が上るとともに親父の元気な声で起こされました。
「はよ朝飯食べ!次の田んぼ行くぞー」
次の田んぼは、昨日とは違い、トラクターで地面を耕すところから始めました。
しかし、田んぼの土はぬかるんだ泥土ですから、普通の車を運転するのとわけが
違いました。
全体に耕し、田植え機で稲を植え終えると、もう正午になろうとしていました。
昼ごはんをいただいた後、早めに帰路につきました。
こうして人生初の田植えは無事終わりました。
この後は太陽の光と水ですくすく成長し秋には美味しいお米が食べられます。
...なんて思ったら大間違いで、
蛙が卵を産みオタマジャクシが成長する頃には、草をとります。
イノシシが入って倒した稲を、直します。
これから夏いっぱい手間暇かけて、愛情いっぱいかけて育てて、
秋になったらようやく稲を刈りとることができます。
そして、そのあと脱穀して、精米します。
米や野菜も、作物は自然にはできてきません。
必ず人間が作っているのです。
機械を使ったとしても、最終的には、人間の力と愛情で成り立っているのです。
うちの場合は、親父が今までそれをやってくれていました。
だから平井家には「食」に対するポリシー が5つあります。
一、きちんと茶碗をもって真剣に食べること
一、くちゃくちゃ音をたてて食べないこと
一、箸を置くときは揃えて置き、箸先を人に向けないこと
一、お茶碗にご飯粒を残さないこと
一、「いただきます」「ごちそうさま」という感謝の気持ちで食べること
最近では小学校父兄によるクレームで、
「給食のときに"いただきます"や"ごちそうさま"ということを
うちの子供に強制するな 」などという人がいるそうです。
食べ物は生きていて、その生き物の命を「いただく」から
私たちは生き続けていけるということ、
人生の貴重な時間を、よその人が食べる物を作ることに費やしている
人がいること、
親が教えなくて誰が子供たちに教えてあげられるんでしょうか?
田植えをしながら、こんな記憶が頭をよぎりました。
...とある会社の社員旅行で、兵衛向陽閣をご利用いただいたとき、社長さんが
宴会の初めに、社員の皆さんに対してこうおっしゃいました。
「この地球には、飢えや病気で死んでいく子供達がいます。
みんなは料理を残さずに食べましょう」
私はこの会社の気質をそこに見たような気がしました。
兵衛向陽閣の調理場では、大勢のスタッフがまだ夜が明ける前から、
お客様が寝静まった夜中まで働いています。
そして、できることは自分たちで、可能な限り手作りのお料理を目指しています。
お客様に残さず食べていただけること、また
「美味しかった」という言葉をいただけることが、
調理場や接客スタッフたちの喜びとなり、仕事の励みになっていきます。
もうすぐ父の日、田植えから戻り、ユンケルを1箱、
「お疲れ様」の気持ちと「ありがとう」の気持ちを込めて親父に送りました。
初めて私が植えた稲が、秋にどんなお米を実らせてくれるのか、
うちの子供は「美味しい」って言ってくれるかな...
今からとても楽しみにしています。
営業企画課 平井
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有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
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