茅の輪（ちのわ）くぐりとは、 旧暦六月晦日に行われる『夏越の大祓え』の神事で、茅草（かやくさ）で作られた大きな輪をくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるといわれています。
その起源は、善行をした蘇民将来が武塔神（すさのおのみこと）から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づきます。

この時期は1年で最も暑く湿度も高いため、流行病が蔓延し易い時期で、特に有効な治療法もなかった時代は、身体の禊祓によりこの時期を乗り越えようとしましたが、現在は新暦6月から8月初旬にかけて、夏祭りのひとつとして、正月からの半年間に知らず知らず犯した罪や汚れを祓い清めるために行われることが多いようです。

兵衛向陽閣ではこの時期、お料理に茅の輪に見立てた飾りをつけておりますので、どうぞ一度箸を通してからお召し上がりください。
また、有馬温泉の湯泉神社では6月30日に夏越の大祓いが行われ、茅の輪くぐりも行われますので、ぜひお立ち寄りください。

※茅の輪の付かないお料理もございますので、ご了承ください。

有馬温泉 兵衛向陽閣

有馬温泉では毎年6月初めから末頃にかけてホタルが鑑賞できます。

毎年有馬小学校の子どもたちが飼育・放流や清掃をしてくれているおかげもあり、有馬川ではたくさんのホタルが舞い飛び、梅雨の蒸し暑さの中に幻想的で涼しげな光景を楽しませてくれます。

有馬のホタルはゲンジボタルが中心なので、時期としては少し早く、6月初旬から末にかけてで、中旬頃が最盛期となります。

6月1日現在、わずかですがホタルが飛びはじめているようです。まだまだ少ないので、天候、時間によっては見られないことも多いと思いますが、これから日に日に増えて、たくさんのホタルが見られるようになってきますので、ぜひお楽しみください。

その日のホタルの鑑賞ポイントなどフロントでご案内いたしておりますので、お気軽にお尋ねください。

有馬温泉 兵衛向陽閣