パリを拠点に活躍中のシャンソン歌手ワサブロー氏が、コンサートとレコーディングのために帰国され、その合間に、兵衛向陽閣で春のミニコンサートを開いてくださいました。
毎年秋恒例のワサブローコンサートとは少し趣が異なり、今回は本場シャンソン歌手のフランソワ・ロゼ氏と、アコーディオン奏者のパトリック・フルニエ氏との共演で、アコーディオンのソロ演奏あり、パトリック・ロゼ氏とワサブロー氏のデュオあり、またアカペラもありなど短い時間ではありましたが、バラエティに富んだ楽しく贅沢なひと時でした。
ワサブロー氏も 「滅多に聴けない珍しい演奏」 と、たっぷり時間をとったアコーディオン演奏は本当に素晴らしいもので、とても一人の奏者とは思えない重厚さと軽快さ、そして懐かしさをあわせ持ったとても素敵な演奏でした。
そしてフランソワ・ロゼ氏の歌声は、さすがシャンソンの本場の歌声といった、とても優しくやわらかな歌声で、ワサブロー氏とのデュオも実に素晴らしいものでした。
有馬の夕暮れのひとときに暖かな春風を運んでいただいた今回のミニコンサート。秋に予定しておりますワサブローコンサートもますます楽しみとなりました。