兵衛向陽閣 スタッフブログ

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2009年11月アーカイブ

かつて兵衛向陽閣に現在の玄関となっている南館がまだなく、西館が向陽閣の玄関であった頃、麓(今のカフェ&ギャラリーHyoe)から西館の玄関までの斜面をつなぐ「兵衛旅館鋼索鉄道」という地方鉄道法に基づく正式な鉄道(ケーブルカー)が存在しました。

昔のパンフ表紙ケーブルカー


写真(左)昭和40年代後半の当館パンフレットの表紙
写真(右)同パンフレットに掲載のケーブルカーの写真

1980年3月に廃止となりましたが、当館の古いCMにも登場していました。
現在では知る人ぞ知る旅館敷地内の鉄道廃線跡で、JTBパブリッシング発刊の「鉄道廃線跡を歩く」にも紹介されています。
ロビーから西館へ行く途中のエスカレーターの下が中間駅「蓬莱駅」跡、そこから窓の外にわずかに見える廃線跡は当時の面影を偲ぶことのできる貴重なスポットとなっています。

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写真 現在の軌道跡

経理課 中杉

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有馬温泉 兵衛向陽閣
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
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12月3日に神戸三田プレミアムアウトレットが関西最大級になるそうです(^o^)楽しみです!!もちチェックですよねぇ!!
有馬から近いですので、温泉プラスショッピングでストレス解消しに来て下さい!!


いつも北館からなので今日は西館からの景色をお届けします!!


フロント中村

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有馬温泉 兵衛向陽閣
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年末に向けて忙しい季節ですね(^_^;)忘年会のお店探し大変ですよねぇ…
向陽閣には、お得な団体プランもありますよ(^o^)温泉に入って皆で盛り上がっちゃいましょう!!


有馬の紅葉がいい感じです(^^)
北館15階の景色です!
是非このマウンテンビューを独り占めして下さい!


フロント中村

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向陽閣にお泊りになる目的は人夫々いろんな思いが有ると思います。
すでにお気付きになっているお客様も多いかと思いますが、館内には壺や色紙・額など、女将が皆様をおもてなす心がさりげなく設置されていますので是非意識してご覧いただければ有りがたいと思います。

IMG_4309★ある当番の日、点検がてら館内を歩いていると少し気になる花瓶のような壺を発見!その花瓶にはひら仮名で、『いろはにほへと・・・・』と書かれていました。
小学校の時、一生懸命ひら仮名を覚えた記憶がありますが、その時はただただ言葉を暗記しただけでした。
私が中学生になった時だったか親父がこの『いろは詩』について講釈を言っていたことをふと思い出しました。すでに平安時代から人生における諸行無常その他をこの詩で表していたといわれていたと聞いて凄いな~と思ったものです。賢人皆様には改めて言われなくても知っていると言われそうですが、少しだけかじったこの詩の意味をご紹介させて頂きます。

いろはにほへと(色は匂へど) ちりぬるを(散りぬるを)
  香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがて散ってしまう

わがよたれそ(我が世誰そ) つねならむ(常ならむ)
  この世に生を受けるも誰一人生き続けられるものではない

うゐのおくやま(有偽の奥山) けふこえて(今日越えて)
  このような無常の有為転変の迷いの奥山を今乗り越え

あさきゆめみし(浅き夢見じ) ゑひもせず(酔ひもせず)ん 
  悟りの世界に至ったならば儚い夢を見ることもなく、
  仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である

あいうえお かきくけこ・・・・のひら仮名全てを一回だけしか仮名をつかわず、このような高尚な意味を付け加えた先人の創造力・知力は凄いものがありますね。何げなく見つけた花瓶から少し親父を思いつつ書いてみました。当館にお越しいただいた時に是非お探しくださいませ。

社長室長 家衛門

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有馬温泉の紅葉も今が最盛期のあざやかさですが、
兵衛向陽閣館内の庭園ではドウダンツツジも真っ赤に色づいています。
写真はメインダイニング「蘭」の窓の外に見えるツツジです。
兵衛向陽閣の館内も今、最も美しい季節です。
ぜひお見逃しなく。

企画室 岸本

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kikyou
兵衛向陽閣では個人のお客様だけでなく
団体様のお昼プラン(あやめ、ききょう、りんどう)もございます。
今回はその名前の一つ(桔梗)について



桔梗というのは花ですが私が一番に連想するのが明智光秀の家紋です。
信長が本能寺で桔梗の旗印に包囲されていると知った時に言った「是非に及ばず」は有名ですね。水色の桔梗の紋ならばしょうがないと言ったところでしょうか

その桔梗の紋は、日本の歴史上の人物の人気ランキングで常に上位に入る「坂本龍馬」にも使われているのはご存知でしょうか?
実は、坂本家は明智光秀の娘婿の秀満の子孫といわれていて山崎の合戦の後、土佐に逃れてきた子孫が昔を懐かしんで明智光秀の居城「坂本城」から名付けたというのです。(土佐は明智家が長宗我部家と織田家の取次をしていた。)

坂本龍馬も暗殺されてしまいましたが黒幕としていろんなミステリー説がささやかれています。
実行犯が京都見廻組であるのは事実でしょうが実際はだれの指図で動いたのか?

その候補として
1、薩摩藩
2、新撰組(徳川家)
3、紀州徳川家
4、中岡慎太郎
5、外国人商人
が私の思う順番です。

薩摩藩は、あくまで徳川を徹底的につぶす目的があり内戦を避けようとする龍馬が邪魔になったとか、いろは丸事件で面目をうしなった紀州藩だとか、いやいや抗戦派の中岡慎太郎と激論しているうちに同志討ちをしたとか・・・・まぁ、そういうことをイロイロと考えるのが好きです。
お座敷でお昼を食べながら皆でそんな話も楽しいですね。

お昼のプランの詳細は>>>

営業企画課 西浦

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Fax 078(904)3838
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karajij

宴会場シリーズです。

今回は「桃山」です。

桃山は「安土桃山」時代から来ています。
この時代の文化は、のちの質実剛健ではなく
本当に豪奢なものですね。
安土はご存知、信長の居城、桃山は伏見にあった
秀吉の居城から来ています。

ただ桃山と呼ばれたのは、江戸時代になって
桃の木を植え、花見の名所になったからで
歴史好きからするとちょっとしっくりこないですね。

営業企画 西浦圭司

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宴会場シリーズです。
今回は「愛宕」について






有馬の近くにも愛宕山がありそこから来ているのですが
愛宕山と言えば私が連想するのは本能寺の変で
明智光秀が連歌を催しおみくじを何度も引きなおしたという
あの「愛宕山」です。

本能寺の変には諸説あり歴史ミステリーの定番と
なっていますが答えはありません。
それを好きなように考えられるのが歴史の面白さですね
明智光秀が実行犯なのは周知の事実ですが
黒幕説として
1、近衛前久
2、正親町天皇
3、豊臣秀吉
4、徳川家康
5、宣教師
6、堺の商人
などがあります。
ちなみにこの順番が私が考える黒幕の
順番です。

ただ明智光秀の個人的な感情による衝動的な行動だという
意見も大いに有効だと思います。
知識人であった光秀といえど戦国武将ですから
チャンスがあれば天下を狙うのは当然です。
隙を見せた信長に驕りがあったのでしょう。

信長の描く日本の姿を見れなかったのは
非常に残念です。

営業企画課 西浦圭司

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太閤橋のたもとに大きな銀杏の木があります。


かなり色づいてきましたよ。



今日は太閤という言葉のお話・・・
太閤(たいこう)とは摂政若しくは関白の職をその子弟に譲った人物のことを言い
実際、日本の歴史上何人もいるわけですが、一般には豊臣秀吉のことを
指すことが多いですね。
特に秀吉をさす場合は、豊臣姓から「豊太閤」というのが正確ですね。
秀吉の本拠地であった大阪では、天下の膝元として大阪を発展させた秀吉を敬愛して
今も「太閤さん」と呼び親しんでいます。

秀吉同様に内閣総理大臣まで上り詰めた田中角栄元首相は俗に「今太閤」といわれましたが
その弟子の小沢一郎氏は本田正信といったところでしょうか・・・

営業企画課 西浦圭司

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兵衛向陽閣には「聚楽」という宴会場があります。
この「聚楽」は豊臣秀吉の聚楽第から来たもので
今回は聚楽第のお話をひとつ
※絵は『聚楽第図屏風』(三井記念美術館所蔵)部分



聚楽第は関白となった豊臣秀吉が政務を執り行い、
また邸宅として造られたらしいですね。
大建造物好きの秀吉らしく豪奢なものであったらしいです。
九州征伐を終えた秀吉が大坂城より移り、ここで政務をみたの
ですが天正16年4月14日には今上天皇の後陽成天皇の行幸を
迎えてこれを饗応したらしいです。天皇が臣下の邸宅に
訪れるという栄誉は身分の低い秀吉にとっては
恰好の箔付けになったことでしょう。秀吉絶頂の頃のエピソードです。
その後、「小牧・長久手の戦い」で敗れていた家康にも
得意の外交で懐柔し(人たらし)上京させ臣下の礼を
取る謁見もここで行いました。いわば天下統一の仕上げの場所ですね。

ここから秀吉の人生の下り坂が始まります。
天正19年に後継ぎのいない秀吉は関白職を甥(姉・日秀の子、当時23歳)
豊臣秀次に譲り、聚楽第も秀次の居城となりました。
しかしその後、秀吉に跡継ぎができ不安になり自棄になった秀次は
「殺生関白」と揶揄されるように辻切りをしたりして秀吉により文禄4年に
高野山に追放して切腹させられました。
同時に秀次の居城であった聚楽第も徹底的に破却されたようです。
聚楽第の建造物の多くは伏見城内へ移築されたらしいですが、
その伏見城も翌年に起こった大地震で破壊され、
またその後、再建された城は関ヶ原の合戦の緒戦で炎上しました。

現存する西本願寺の飛雲閣、大徳寺の唐門、妙覚寺の大門、
妙心寺播桃院玄関など、聚楽第から移築されたという伝承がある
建造物も少なくないですが、いずれも伝承の域を出てないようです。

営業企画課 西浦圭司

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前回の「鎧」の話から派生して・・・

三田藩は九鬼嘉隆から興った大名で
江戸時代有馬から三田にかけて治めていました。

九鬼氏は藤原北家熊野別当の末裔で紀伊国牟婁郡
(現在の三重県尾鷲市)で起こり、志摩国鳥羽藩
(三重県鳥羽市)を拠点に九鬼水軍を統率し信長の
本願寺攻めや秀吉の朝鮮出兵で水軍総督を務めた大名です。
秀吉亡き後の関ヶ原では東西に親子で別れて参加し
家名を残した九鬼家ですが(真田家もそうですね)
守隆の死後、五男の久隆と三男の隆季との間に
家督争いが起こり水軍力を恐れた徳川家光はこの
家督争いを理由に九鬼氏の石高5万6千石を分割、
内陸の三田と綾部に移封させました。


これにより九鬼氏は鳥羽の地と水軍を失い、
宗家を三田に移し廃藩置県までの約240年間
三田藩を統治しましたが海のない内陸藩であるにも
関わらず水軍を持ち訓練は欠かさなかったようです。

営業企画課 西浦圭司

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今朝の有馬の紅葉の状態です。
かなり色づいてきましたよ。
海側から通勤しているのですが
有馬に来ると2度ほど体感温度が低い気がします。

兵衛「紅葉」閣

営業企画課 西浦圭司

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秀吉の茶道好きは有名ですね。
有馬でも11月の2日、3日と
大茶会が開かれ和服姿のお嬢様達が
沢山街を歩いていらっしゃいました。






茶道は戦国時代に隆盛し文化人のサロンとして機能していたようです。
信長などは茶道具を褒美として与え、領地をもらうより名器をもらうほうが名誉であるという風潮もあったようですね。
茶会を開く権利は信長からしか与えられず秀吉も天正6年(播磨攻略中)にやっと許可を与えられたようです。

許可を得た秀吉は天皇から利休という居士号を勅賜された千宗易を茶頭として引き連れ有馬に来ました。
そこで茶道具として竹で編んだ「有馬籠」を重用したようです。

兵衛 向陽閣の売店でも販売していますので是非どうぞ
http://www.hyoe.co.jp/public/miyage.html

営業企画課 西浦圭司

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神戸市北区有馬町1904
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sennari兵衛のエグゼクティブプランの一つに
「千成プラン」があります。


今回はこの千成について
書きます。






前回、書いたように野伏り集団をうまく使い稲葉城を落とした
秀吉に対し信長は

「今度、瓢箪の相印、面白き趣向、とりわけ味方の吉事なれば、
この後例として馬印に用うべし」

と命じ、馬印に使用する許可を与えたらしいですね。


以後の秀吉の戦功はめまぐるしく戦功あるごとに小さな瓢箪を一つずつ
増やしていくと千成瓢箪とよばれるようになったとの事です。
千成瓢箪とは字のごとく千にも成る瓢箪の事です。
千成瓢箪


秀吉のごとく天下を狙っている方は是非是非
千成プランをお試しください。ご利益があるかも・・・
http://www.hyoe.co.jp/plan_type/plan_type_sennari.html


兵衛向陽閣
営業企画課 西浦

「ひさご弁当」について


hisago兵衛向陽閣では日帰りプランのひとつを
「ひさご弁当」という名前で出しています。


「ひさご」とはつまり瓢箪、ではなぜ瓢箪なのか
というと兵衛と関係の深い秀吉に
由来しています。



永禄10年、信長の命で美濃国主 斉藤龍興の立て籠もる稲葉山城
を攻略した際に、蜂須賀・加治田・稲田・青山・日比野ら野伏りの家来を
引き連れ守りの薄い城の搦手へ廻るため
「銘々腰に兵糧をつけ、大なる瓢箪に酒を入れ」
けもの道を駆け上がったらしいですね。途中より猟師の
堀尾茂助(のちの豊臣政権中老)の案内もあり搦手になんとかたどりつき
さらに大手門の城塀へと走り廻って
「酒器に用いし瓢箪を竹の先に結びつけ、塀高く差し出し」
たらしいです。これは味方への約束の合図であり、これにより味方の軍勢を誘引して
城内へ攻め入らせ城を陥落させたという言い伝えらしいです。

つまりは出世のきっかけを作った縁起の良い名前ということですね。

みなさんもぜひ秀吉ゆかりの兵衛にて「ひさご弁当」を
お召し上がりいただきますますご発展ください。
http://www.hyoe.co.jp/higaeri/higaeri-top.html


兵衛向陽閣
営業企画課 西浦

 

2009103013580001

今日は北館1528のお部屋から見える景色をお届けします(^O^)

お天気がいいと気持ちいいですよ!!

下に見えるのは、10階レストラン前の庭園です(^^)

 

 

少しずつ色付いて参りましたが紅葉は、まだ先のようです(^_^;)

また更新しますので楽しみにしていて下さい!

 

 

兵衛向陽閣公式HP
http://www.hyoe.co.jp/

フロント中村

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