こんにちわ、小松令和です 
カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」第6章
★悔いが残る百円玉★
有馬町には「金の湯」と「銀の湯」という公共的な温泉がある。
両方の利用券をセットで買うと850円とお得になるのだが、
バラバラに買うと1250円もするという!
普通100円とか割引はよくあるが、400円も?すごいお得だ。
ヨーコは「金の湯」に行くたび、このお得チケットを買うのだが
まだ銀泉を経験したことはなかった。
なぜなら「銀の湯」に行くたびにしまっている!
・・・ので、またふもとの「金の湯」に戻り、セット券を買うわけだ。
つまりは「銀の湯」チケットがどんどんたまっている状態ともいえる。
先ほどがっかりした「炭酸泉源」がたまたま運悪く1月一杯が工事中なため、
「銀の湯」に行ってもラジウム泉だけで、炭酸には入れそうにない。
「銀の湯」から坂を下り「妬(うわなり)泉源」にまわった。
ヨーコはこの泉源を気に入っていた。
名前の由来が面白いからだ。
昔、傍らの小さな井戸から温泉が湧いていて、
美しく化粧をした女性が立つと、嫉妬してお湯が吹き出したことから
「妬湯」と名付けられたと伝えられている。
この湯は枯れて、裏に現在の「妬泉源」が発掘されたそうだ。
そして、「妬泉源」を左手に見つつ、長細い路地を進む。
人家の庭先みたいな小路が続くため、通行していいのかどうか迷うところだ。
いきなり突き当りになるんじゃないかとはらはらしながらも、
やや普通の道に出た。
「ああ、そういえば蕎麦屋に行くんだった」
路地を出たところでヨーコは思い出し
左手にある「有馬の工房」の方に曲がった。
ハンドメイドの鳥籠風のお賽銭箱と目が合った。
実際にお賽銭箱には目はないから、そういう気がしたということだ。



「一がんふどうじぞう」
「お賽銭を入れると音楽とお経が流れます」
「音楽!お経!へ~、2つも?なんかお得~¥
面白そう!やってみよう」
ヨーコは財布の小銭を確認した。
さきほどの百円玉が1枚入っていた。
「あー、百円しかない!
ちょっと惜しい気がするけど、入れてみるか~」
ヨーコのしかし期待むなしく、
かなり「ざんねん」なお賽銭箱で、ヨーコは後悔した。
あまりにがっくりきて、一願するのすら忘れてしまった。
⇒「有馬~じゃん放浪記・その7」へつづく Coming Soon
※次回、いよいよ蕎麦屋に突撃だー!
営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************

カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」第6章
★悔いが残る百円玉★
有馬町には「金の湯」と「銀の湯」という公共的な温泉がある。
両方の利用券をセットで買うと850円とお得になるのだが、
バラバラに買うと1250円もするという!
普通100円とか割引はよくあるが、400円も?すごいお得だ。
ヨーコは「金の湯」に行くたび、このお得チケットを買うのだが
まだ銀泉を経験したことはなかった。
なぜなら「銀の湯」に行くたびにしまっている!
・・・ので、またふもとの「金の湯」に戻り、セット券を買うわけだ。
つまりは「銀の湯」チケットがどんどんたまっている状態ともいえる。
先ほどがっかりした「炭酸泉源」がたまたま運悪く1月一杯が工事中なため、
「銀の湯」に行ってもラジウム泉だけで、炭酸には入れそうにない。
「銀の湯」から坂を下り「妬(うわなり)泉源」にまわった。
ヨーコはこの泉源を気に入っていた。
名前の由来が面白いからだ。
昔、傍らの小さな井戸から温泉が湧いていて、
美しく化粧をした女性が立つと、嫉妬してお湯が吹き出したことから
「妬湯」と名付けられたと伝えられている。
この湯は枯れて、裏に現在の「妬泉源」が発掘されたそうだ。
そして、「妬泉源」を左手に見つつ、長細い路地を進む。
人家の庭先みたいな小路が続くため、通行していいのかどうか迷うところだ。
いきなり突き当りになるんじゃないかとはらはらしながらも、
やや普通の道に出た。
「ああ、そういえば蕎麦屋に行くんだった」
路地を出たところでヨーコは思い出し
左手にある「有馬の工房」の方に曲がった。
ハンドメイドの鳥籠風のお賽銭箱と目が合った。
実際にお賽銭箱には目はないから、そういう気がしたということだ。



「一がんふどうじぞう」
「お賽銭を入れると音楽とお経が流れます」

「音楽!お経!へ~、2つも?なんかお得~¥
面白そう!やってみよう」
ヨーコは財布の小銭を確認した。
さきほどの百円玉が1枚入っていた。
「あー、百円しかない!
ちょっと惜しい気がするけど、入れてみるか~」
ヨーコのしかし期待むなしく、
かなり「ざんねん」なお賽銭箱で、ヨーコは後悔した。
あまりにがっくりきて、一願するのすら忘れてしまった。
⇒「有馬~じゃん放浪記・その7」へつづく Coming Soon

※次回、いよいよ蕎麦屋に突撃だー!
営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************