こんにちわ、小松令和です。
この週末は奈良の東大寺に行ってきました。
光明皇后1250年御遠忌・慶讃行事、ということで、
午前中から3時間くらいの大規模な法要が3日連続で
執り行われました。
奈良の行事といえば、南都楽所がつきものですが
普通だと相当大きな大太鼓(だだいこ)も、大仏殿の前では
このようにさして大きい感じもせず、
大仏だけあって法要のスケールが半端ない!
と感服いたしました。
振鉾で場を清め、各流派の献茶、献花、
その間はお坊さんの声明と散華。
最後に左舞と右舞の2つの舞楽が奉奏され、
退出音声でお坊さんたちが退出。
大仏を作った聖武天皇のお后の光明皇后(701~760)は、
仏教の信仰が厚く、孤児や病人の救済に尽力しました。
光明皇后が天皇の眼病平癒を祈り、行基に命じて新薬師寺を建立した
とか、
光明皇后の夢枕に立った観音様のお告げにより行基が寺を開山した
とか、
有馬を開湯した行基さんと光明皇后の名コンビぶりも有名。
光明皇后は現在の病院や福祉施設にあたる「悲田院」「施薬院」を
作りました。
また、法華寺の浴堂では1000人に「施浴」を施し、
最後の一人は黄金の如来に変わったという言い伝えもあります。
このように光明皇后は多くの病人に
温泉に入浴する機会を与え、温泉を世の人々に広めました。
仏教と温泉は実は密接に結びついていたものだったのですね。
WEB企画戦略室 小松令和
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