兵衛向陽閣の館内を歩いていますと、お客様から様々なご質問を頂きます。
先日も館内を歩いているときにお客様から質問をいただきました、
そのご質問は、
①9階の庭園に片隅にある、一段高くなっている場所は、
何をするためにあるのですか?
②三の湯の男湯の露天のところに、柿のような実がなっている木がある。
葉っぱが柿とは違うようだが何の木?
③温泉といえば湯けむりでお風呂の中が曇っているイメージがあるが、
三の湯の中は全く曇っていないのはなぜ?
④二の湯の中には、大きな浴槽を挟んで左右に洗い場があるが、
片側の鏡が全て曇っており、もう片側は曇っていないのはなぜ?
恥ずかしながらすべてのご質問に、はっきりとしたご回答ができず、
その時は「後日調べてホームページ上で回答いたします。」との返事でご了承いただき、
少し時間がかかりましたが、スタッフブログのページを借りてご質問にお答えしたいと思います。
まず①の「一段高くなった場所」ですが、
兵衛向陽閣には4年前までプールがありました。
場所は今の三の湯の所で、現在の芝生のところは、バーベキューの出来るガーデンとなっていました。
↑写真左下あたりがご指摘の場所。 ↓写真左あたりがご指摘の場所。
ご質問の「一段高くなった場所」はちょうどそのガーデンの端にあたり、
ちょっとしたステージとして、イベントなどに使われていた所で、
今もそのまま残っています。
②の「柿のような木」について、
あまり多く実はつけませんが、これは間違いなく柿の木です。
味はよくわかりませんが、危ないので決して木に登って実をとったりしないで下さい。
③「三の湯はなぜ曇っていない?」ですが、
三の湯は内湯と露天風呂の間に大きなガラス扉があります。
暖かい時期には開放して大きな露天風呂のようにして入っていただいておりますが、寒くなってきますと通常扉は閉めてあります。
当然扉を閉めると中は湯気で真っ白になるのですが、兵衛向陽閣の三の湯では常に空調(暖房)を行っており、浴槽内が冷えないようにしております。その結果、ガラス扉や鏡なども含めて曇りのない浴槽となっております。
④「二の湯の鏡」について、
これも実は上記の三の湯の空調と同じ理由なのですが、一の湯、二の湯には外の景色がお楽しみいただけるように大きな一枚ガラスが使われており、そのガラスが曇らないように空調が行われております。
実は今回このことを確認するため大浴場の係に尋ねたところ、「二の湯の鏡が曇っていたことが気になる」と、空調を確認したところ、調整が外気温と少しずれており、曇ってしまっていた。とのことでした。
ご指摘の片側が曇って・・・というのは空調と扉の開け閉めによる空気の流れで偶然片側だけが曇っていたという事です。
貴重なご指摘ありがとうございました。
兵衛向陽閣は700年の歴史がある有馬温泉屈指の老舗旅館です。
スタッフもその歴史や館内の様々なことを、研修やミーティングで確認していますが、
それでも勉強が至らず、即座に正確にお答えできないこともあります。
ですが、可能な限りお調べしてお答えしたいと思っておりますので、
ふと疑問に思われたこと、知りたいこと、どんなことでも結構です、
ぜひスタッフを呼びとめて質問して下さい。
WEB担当 岸本