皆様こんにちは。
兵衛向陽閣の客室係をしている岸本といいます。
今日は、「短歌」について紹介したい思います。
それでは、「有馬山 猪名の笹原風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」
小倉百人一首 第五十八番 大弐三位の歌です。
有馬で仕事をしているということもありこの歌を選びました。
この歌はしばらく音沙汰の無かった男から
「あなたが心変わりしていないか不安で心配」
との歌に対して詠まれたもので、
「忘れているのはあなたの方じゃございませんこと?」と返歌したものとのこと。
つまりこういうことでしょう。
自分が忘れておきながら、相手の事をいけしゃあしゃあと疑う相手に、
ぴしゃりと平手打ちを食らわしてやった、というような小気味のいい歌ではないでしょうか。
だだ、これは本当は大好きな相手と会いたい!
という気持ちを押し隠して詠んだ歌だったのではないでしょうか?
まさに「ツンデレ」ですね。まるで私のようです。
皆さん!乙女心は複雑ですよ。
知恵の輪よりも難解ですよ
何しろ答えが常に変化するのですから
客室係 岸本
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有馬温泉 兵衛向陽閣
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