皆様こんにちは、ブログ担当の吉井です。
日中はまだ蒸し暑く感じることもありますが、
朝晩はぐっと涼しくなり、本格的な秋の訪れも近そうです。
さて、秋といえば芸術の秋ですね。
9/13より、『六甲ミーツ・アート芸術散歩2019』 が六甲山にて開催されています。
今年で10回目となるこのイベントでは、
六甲山の自然を舞台とした現代アートの鑑賞ができます。
先日内覧会に行ってまいりましたので、いくつか作品をご紹介させて頂きます。
① BPM
こちらの作品は絵筆を持った作者の体を中心軸に、遠心力を利用して描かれています。
何重にも重なりながら、次第に立体的になっていく円線。
見ていると吸い込まれそうな迫力を感じます。
実はまだまだこちらの作品は制作途中。
この場所で公開制作を行い、来場者とのコミュニケーションを通じて
会期中に仕上げていくそうです。
日ごとに進化する作品をぜひお楽しみください。
②バラ(タイトル不明)
本物のバラに囲まれた、可愛らしい作品たち。
小さな温室の中につくられた、夢のようなバラの空間。
実はこれ、バラ柄の毛布で出来ているのです。
皆さんのご実家にも、一枚はこの柄の毛布があるのではないでしょうか?
華やかなのに、どこかノスタルジックな気分にされてくれる作品です。
③エンドタブ(weld tab)
この作品は、日本を代表する建築家の一人、安藤忠雄氏が
「水の教会」「光の教会」とともに教会三部作として
設計した「風の教会」の中にあります。
エンドタブとは、鉄を溶接する際に、その精度を高めるために
使用する補助材のことだそうです。
これらが丹念に磨き上げられ、整然と展示されています。
自然の中に清廉と佇むこの教会と、
作品の黒く硬質な輝きとが、静かな調和をもって存在しています。
④がれきに花をさかせましょう
実は内覧会の途中に雷雨にみまわれ、悪天候の中の鑑賞となりました。
山の天気は変わりやすいため、皆さまも十分ご注意ください。
この作品、むき出しの土で出来た坂の上にがれきが点々と配置されており
最初は何が何だかわからなかったのですが
作品の間を縫うように歩き、ふと自分の来た道を振り返ると...
なんとがれきが真っ赤に染まっています!
こういった驚きや気づきが、現代アートの魅力の一つかもしれません。
このほか、計44点のアート作品が鑑賞できます。
日ごろ現代アートに接していないという方も、この機会に
六甲山を周遊がてら楽しまれてはいかがでしょうか?
会期:2019年9月13日(金)~11月24日(日)
時間:10時~17時 ※会場により営業時間が異なります。
★一部会場が有料ですので、「鑑賞チケット」がおすすめです。
当日券:大人2,200円 小人1,100円
チケット1枚で、有料会場(自然体感展望台六甲枝垂れ、六甲山カンツリーハウス、
六甲高山植物園、六甲オルゴールミュージアム、風の教会)に、会期中1回ずつ入場可
詳細は公式ページをご覧ください。