兵衛向陽閣 スタッフブログ

スタッフブログ

兵衛歳時記の最近のブログ記事

こんにちわ、小松令和です

カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」第7章
★ごんそば編・幻の塩蕎麦を食す★
<前回までの荒いあらすじ>

 ヒロイン・カクヨーコは珈琲を買いに出かけるが
 いつの間にやら有馬泉源ツアーに目的がかわった。
 そして6つの泉源のうち3つを回り、へろへろになりながら
 蕎麦屋にたどり着く。その蕎麦屋には不思議な蕎麦があるというのだ。。。

 :
 :

ヨーコは(いちおう)お経が終わるのを待ってから、御所泉源をのぞいて有馬の工房へと続く坂道を上った。

御所泉源

有馬は「坂の町」というだけあって、アップダウンが激しい。

極楽寺、温泉寺、念仏寺、太閤の湯殿館、湯泉神社、と「タンサン坂」から「御所泉源」を結ぶ「ねがい坂」は、
商店街が立ち並ぶ「湯本坂」とはまた別の、ノスタルジックな温泉情緒がある。

「有馬の工房」の脇にある「ねがいの庭」には行基僧と三羽ガラス像がある。

ねがい坂2ねがい坂1







有馬温泉の守り神として祀られている三羽がらすは、
神代の昔、大己貴命と少彦名命が有馬を訪れた際に温泉の在り処を知らせた、
とされている。
また、行基僧は有馬温泉の発展に貢献した人物と言われている。
まわりのたくさんの観光客に圧倒されながらも、ノリで写真を撮るヨーコだった。

画像 266画像 072画像 125

さてヨーコは「有馬の工房」の中にあるという「ごんそば」にいよいよ入って行った。
席の正面にやはり和風の庭園が造られていて、ゆったりとくつろげる。
テーブルには赤穂の塩が乗っていた。
ヨーコは割引券を初めて見た時から気になっていた「塩蕎麦」をメニューに発見した。

画像 045画像 087
注文した韃靼そばの塩蕎麦がやってきた。
と同時に、塩蕎麦の食べ方や蕎麦粉について書かれたプリントを手渡される。
なるほど、蕎麦粉や塩にかなりのこだわりがある様子。
期待して口に運ぶ。

◆はじめての塩蕎麦マニュアル◆
1.まず何もつけないで、粉の甘みを味わう

2.次に塩をつけて食べる

3.最後はつけ汁をつけて味わう


こしがあってまた食べたくなる味だ。
ここ「ごんそば」では、蕎麦打ち体験も行っているようだ。

画像 194


画像 052

とろりとした濃厚な蕎麦湯がたっぷり入っていたが、いろいろな飲み方ですべて飲みほした。
そしてすっかり温まり、上着を着ないで外に出る。

「おなかも一杯!泉源も回れたし
 足湯に浸かってそろそろ帰ろう

金泉前の足湯に近寄ると、いつにない賑わいを見せている。

足湯1

朝、コンビニ脇の「きらくや」にいた撮影隊がここに来ていた。

「えー、5時間で”きらくや”から”金泉”ですか!?
 何百メートルなん!?歩み遅っ!」

と撮影隊を横目に見つつ、1日歩き回ってむくんだ足を金泉に浸すとこう言った。

「はぁ~極楽~ 極楽~
温泉につかると絶対に口にするヨーコだった。

足湯2足湯3


ヨーコの本日のミッションは達成された。
行程:5時間

⇒「有馬~じゃん放浪記・その8」へつづく Coming Soon

営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************
こんにちわ、小松令和です

カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」第6章
★悔いが残る百円玉★


有馬町には金の湯」と「銀の湯という公共的な温泉がある。
両方の利用券をセットで買うと850円とお得になるのだが、
バラバラに買うと1250円もするという!
普通100円とか割引はよくあるが、400円も?すごいお得だ。

ヨーコは「金の湯」に行くたび、このお得チケットを買うのだが
まだ銀泉を経験したことはなかった。
なぜなら「銀の湯」に行くたびにしまっている!
・・・ので、またふもとの「金の湯」に戻り、セット券を買うわけだ。
つまりは「銀の湯」チケットがどんどんたまっている状態ともいえる。

先ほどがっかりした「炭酸泉源」がたまたま運悪く1月一杯が工事中なため、
「銀の湯」に行ってもラジウム泉だけで、炭酸には入れそうにない。

「銀の湯」から坂を下り「妬(うわなり)泉源」にまわった。

ヨーコはこの泉源を気に入っていた。
名前の由来が面白いからだ。

昔、傍らの小さな井戸から温泉が湧いていて、
美しく化粧をした女性が立つと、嫉妬してお湯が吹き出したことから
「妬湯」と名付けられたと伝えられている。
この湯は枯れて、裏に現在の「妬泉源」が発掘されたそうだ。

そして、「妬泉源」を左手に見つつ、長細い路地を進む。
人家の庭先みたいな小路が続くため、通行していいのかどうか迷うところだ。
いきなり突き当りになるんじゃないかとはらはらしながらも、
やや普通の道に出た。

「ああ、そういえば蕎麦屋に行くんだった」

路地を出たところでヨーコは思い出し
左手にある「有馬の工房」の方に曲がった。

ハンドメイドの鳥籠風のお賽銭箱と目が合った。
実際にお賽銭箱には目はないから、そういう気がしたということだ。
画像 270画像 201画像 004

「一がんふどうじぞう」
「お賽銭を入れると音楽とお経が流れます」


「音楽!お経!へ~、2つも?なんかお得~¥
 面白そう!やってみよう」

ヨーコは財布の小銭を確認した。
さきほどの百円玉が1枚入っていた。

「あー、百円しかない!
 ちょっと惜しい気がするけど、入れてみるか~」

ヨーコのしかし期待むなしく、
かなり「ざんねん」なお賽銭箱で、ヨーコは後悔した。
あまりにがっくりきて、一願するのすら忘れてしまった。


⇒「有馬~じゃん放浪記・その7」へつづく Coming Soon

※次回、いよいよ蕎麦屋に突撃だー!


営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************
こんにちわ、小松令和です

カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」第5章
★愛宕・天狗岩の怪★
<書いてる本人もすっかり忘れた前回までの荒いあらすじ>

 珈琲愛飲家のカクヨーコは珈琲を買い物がてら蕎麦屋に寄ろうと
 家を出たが、ひょんなことから有馬のてっぺんにある稲荷神社まで
 かなりの根性を見せて上った、降りた。
 寄り道がすごすぎて全く家に帰戻れないヨーコ!
 期日の迫った宿題の行方はいったいどうなるのか!?

 :
 :

「~どうせわたしをだますなら死ぬまでだましてほしかった~♪」
東京ブルースのワンフレーズがヨーコの黄昏れた頭の中をめぐった。

地獄谷では炭酸水がぶくぶく湧いていて、ごくごく飲めるのかと
今の今まで思っていたのだ。
「ここまでまじ遠かった。そして帰りもきっと遠い。。。」
ショートカットする方法を考えるためにヨーコは有馬ップを広げた。
ヨーコは今回の旅で、この有馬地図に何度だまされたことだろうか。

「地図によると愛宕山公園を通れば、向こう側の湯泉神社に出れそうか」

そして愛宕山公園に足を向けた。
しかし・・・ここもまた「山」だった。
頂上に「天狗岩」があった。
天狗岩天狗岩説明

どこが天狗なのかまるで判らないが、ここで、とある問題が発覚した。
この看板のこの表題である。

  「有馬の歴史紹介3」

「3」ということは、「1」「2」は、いったいどこにあるのか!?

この時以来、この「3」はカクヨーコの「BigIssue」となったまま
今に至るのである。

さらにこの看板には、京都の愛宕山も見える、と書いてある。

「えー、そりゃー無理だろう」

と思いつつも、ヨーコは天狗岩の一番高いところへ上って背伸びしてみたりした。
画像 164

「・・・いや全然無理っす!ありえない。」

兵衛向陽閣だったら、ここからも見える。
画像 137

天狗岩を後にし、山を下る。向こうから誰かが声をかけてきた。

「すみません、ここを抜けると愛宕山公園ですか?」

いいえ、ここが愛宕山公園です。
ヨーコはぬかるみのなか、湯泉神社の境内に到着した。

そのすぐ外には「銀の湯」がある。
ここの泉源は「極楽泉源」と呼ばれている。


⇒「有馬~じゃん放浪記・その6」へつづく Coming Soon


営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************

こんにちわ、小松令和です

全国の愛読者の皆様、お待たせしました~
カクヨーコの「有馬~じゃん放浪記」復活です!

「有馬~じゃん放浪記」第4章
★有馬のたそがれ★
<書いてる本人もすっかり忘れた前回までの荒いあらすじ>

 ヒロイン・カクヨーコは宿題をかたづけなければならなかった。
 珈琲愛飲家のヨーコは珈琲を買いに行こうと家を出た。
 買い物がてら蕎麦屋にも寄って腹ごなしをしようと思い立つが、
 ふとしたことから有馬の観光名所巡りまですることになる。
 なかなか家に帰れないカクヨーコ!
 宿題の行方はいったいどうなるのか!?

 :
 :

ヨーコは後悔した。

水道管破裂の家から外周道路に出たところで
稲荷神社を見つけてしまったのだ。
画像 031画像 055

先輩からは「階段がかなりきついから覚悟がいるよ!」と言われていた。
しかし鳥居を見上げた感じではたいしたことなさそうだったのだ。
画像 203

そして登り始めてすぐに、ヨーコは甘く見ていたことに気付いた。
鳥居の先にも階段はずっと伸びていた。
階段脇にレールがあった。
画像 180

関西には珍しいバリアフリーな神社なのだろうか?
ヨーコはレールを辿ってさらに登って行った。
汗だくで頂上についたが、さびれた境内には、おみくじしかなかった。
さらにレールの先にはなにか荷台のようなものがあった。
やはりバリアフリーではなかった!
画像 143

そして兵衛向陽閣の名前が社殿への石段にひときわ目立って刻まれていた。
画像 150

ヨーコは財布の小銭を探った。
百円玉1枚と15円。15円のお賽銭をあげると、
残りは百円しかなかった。

ふと「端宝寺公園→」という看板を見つけた。
向こうには兵衛向陽閣が見える。
画像 037

「・・・
 公園から坂を下って、さらにこんな昇ってきたのに・・・
 あそこからダイレクトに来れたというのかーーっ!」
ヨーコは心の中で叫んぶ、階段を一気にくだって、目的の鳥地獄に向かう。

しかし、鳥地獄では水は干上がって、泉源の跡地と化していた。

ヨーコは炭酸水をここでも飲むことができなかった。

ヨーコの有馬外周の一番端への旅は不毛な結末に終わった。。。

辺りは真昼だったが、ヨーコの心の中だけは黄昏れていた。
この時点で蕎麦屋の事はすっかり頭から消えていたヨーコだった。


⇒「有馬~じゃん放浪記・その5」へつづく Coming Soon


営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************
こんにちわ、小松令和です

勝手に新連載を始めた「有馬~じゃん放浪記」第3章
★炭酸公園近くの恐怖の家★



端宝寺公園へ行くには六甲川を遡る必要がある。
現在の兵衛向陽閣は六甲川沿いに建つが、かつての兵衛旅館は滝川沿いにあった。この六甲川と滝川とがねね橋のたもとで出会い、合流して有馬川となる。
ヨーコは橋を渡り上流へと道を辿っていく。途中で何人かの工事の警備員とすれ違う。
緩やかな登り坂が続く。15分ほど歩くとようやく公園の入口が見えた。入口は3つあったが、迷わず一番ゴージャスな門をくぐる。「瑞宝寺」という寺が明治まであったというが、その山門だった。
冬枯れの公園の奥はハイキングコースにつながっているようだ。
はるか上の方で人の声が聞こえたが、姿は見えなかった。
ヨーコは秀吉の碁盤を探していた。それ以外のものが何もなさそうだったからだ。いったいどこにあるのか、看板もなさそうだ。
手袋とマフラーを外して汗をぬぐう。
静寂のなか、滝音だけが大きく響いていた。
小さな清流が公園を横切っているのを見つけた。
これがやがて六甲川になるのか、それにしては小さすぎるか
そんなことを思いながら視線で流れを辿る。
あっ!
ヨーコはそこに碁盤らしきものを発見した。

画像 015
画像 177


ヨーコは日暮しの庭という碁盤の前で一息ついた。太閤橋の所に秀吉の銅像があるが、時間が経つのも忘れたというこの場所に碁を打つ秀吉の銅像を置いたらいいのに、いったい誰が対戦相手だったのだろうか。
目的を達したヨーコは公園内の行きとは違う道を下って行き、行きとは違う入口から外に出た。なるほど、端宝寺公園には3つ入口があるが、中ですべてつながっていたのだ。

帰り道、警備員は1人しかいなかった。こちらも昼休みなのだろうか。のどかだ。

瑞宝寺公園は有馬の中ではかなり高い位置にある。有馬をぐるりと囲んでいる外周道路よりさらに外側だ。
ヨーコご執心の「炭酸泉源」は外周道路から少し内に入った所にある。このまま有馬外周道路をたどれば到着しそうだが、ショートカットするルートを選んだ。しかしこの選択はまずかった。おかげで後ほど大変な目に遭うのだが、この時点でヨーコは知る由もない。

歩きだし、ほどなくして「射場」という表札が目立つエリアに入った。
なんと読むのだろう、
「鳥地獄・虫地獄」の辺りは射場山というようだが、読み方がわからない。
ヨーコは昔は的場浩司が好きだったことを思い出しながら通り過ぎた。

炭酸泉源」はもともとの「鳥地獄・虫地獄」とは異なる場所にあり、今は整備され公園になっていた。鳥や虫の死骸はとくに落ちていなかった。

画像 180

画像 006

というのも、泉源が工事中だったのだ。銀泉「炭酸水」を飲むことができなかった。

これぞまさにミッション・インポッシブル!!
ヨーコは悲しかった。

目の前にはたんさん坂。坂を下り次の泉源に向かうか、目の前の急斜面を上り外周道路に出て「鳥地獄・虫地獄」まで行くか、ゴボゴボ炭酸が湧いているような寒い演出の施されている池で写真を撮りながら、ヨーコは迷った。

画像 123


こーなったら「鳥地獄・虫地獄」まで行くしかない!鳥地獄で炭酸を飲んでやる!

奮起して坂を上る。途中また、ざーざーと滝の流れる音が聞こえてきた。
どこに滝があるんだろうか?音の方に視線をめぐらしたが、そこには人家しかなかった。
衝撃的な事実!人家の軒下から滝の音がしている。

「なにーっ!?」

画像 167

(写真右下)人家の軒下では水道管が破れ、毎分何十?もの水が滝のように流れ出していた。

「おいおいおい、だいじょぶかよ、このうち~、
いいのかこれ~!こわっ

ヨーコは何度も軒下を覗き込み、自分こそ挙動不審な観光客だったことはいうまでもない。

⇒「有馬~じゃん放浪記・その4」へつづく Coming Soon

営業企画課 小松令和
******************************
有馬温泉 兵衛向陽閣
〒651-1401
神戸市北区有馬町1904
Tel 078(904)0501
Fax 078(904)3838
******************************

42  43  44  45  46  47  48  49  50  51  52

月別 アーカイブ

ウェブページ

2020年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち兵衛歳時記カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは兵衛向陽閣のおすすめ!です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ネット予約が最安値-ベストレート-

条件から空室を検索

宿泊日

ご利用人数

料金


宿泊プラン一覧 空室カレンダー

予約確認・変更 予約の取消

空室状況から選ぶ(6か月)


お電話でのご予約・お問い合わせ | 0120-400-489

ダイナミックパッケージ

ANA×兵衛向陽閣 ダイナミックパッケージ ご予約はこちら

JR×兵衛向陽閣 ダイナミックパッケージ ご予約はこちら


快適にお過ごしいただくためのお手伝い

ピックアップコンテンツ

展望露天風呂付き客室 最上の贅沢

有馬温泉 兵衛向陽閣7つのポイント

兵衛の歴史

有馬温泉 兵衛向陽閣での過ごし方

観光案内

フォトギャラリー

CMライブラリー みんなで向陽閣デビュー♪


セラピールーム HANA

癒し処 シエル


インフォメーション

  • 宿泊券・日帰り利用券
  • お客様の声
  • パンフレットダウンロード
  • よくある質問
  • 交通案内
  • 有馬の天気

メルマガ会員募集

LINE友だち募集中

2020年の休館日

6月/ 1日(月)~4日(木)
7日(日)~11日(木)
15日(月)~18日(木)
22日(月)~30日(火)
7月/ 1日(水)
8月/ なし
9月/ 29日(火)・30日(水)
10月/ なし
11月/ なし
12月/ 22日(火)・23日(水)

2021年の休館日

1月/ 12日(火)・13日(水)
2月/ なし
3月/ なし

有馬温泉 兵衛向陽閣の携帯サイト


このページの先頭へ